北海道新聞に掲載して頂きました

コロナウイルスの猛威はとどまることを知らず、北海道では更に感染者が拡大してきています。この影響を最も受けるのが医療機関と言っても過言ではありません。

コロナウイルスの感染拡大前には、入院中の方に対し病院のリハビリスタッフ・相談員・担当ケアマネジャーがご自宅の家屋調査を行っていました。これによって退院後の自宅に生活上支障となる部分がないか、また支障となり得る部分があればバリアフリーリフォームや福祉用具レンタルなど介護保険サービスの利用を検討する場としてどこの病院でも行っており、特に回復期と言われる病院ではほぼ全ての患者様に対して行われていました。

しかし現在では、コロナウイルスの影響により病院のリハビリスタッフ・相談員は病院外にでることに対し制限をかけられてしまい家屋調査が行えていない状態が長く続いていました。

目次

家屋調査の重要性

家屋調査が行えていないことにより、リハビリの明確なゴールが分からない、退院後にどういった支援が必要なのか分かりませんでした。結果、本来入院中に行うべきリハビリや退院後の支援準備ができず、退院後にとても苦労したというケースが多々ありました。最悪のケースでは退院の次の日に転倒し再入院といったこともありました。

この家屋調査が行えていない問題に対して、理学療法士の福祉用具屋さんだからこそできることはないかと考え、病院外にでることのできない病院スタッフの代わりに無償で弊社リハビリフォームが家屋調査の代行をさせて頂くサービスに至りました。

担当の理学療法士⇔理学療法士の福祉用具屋さん。

この理学療法士同士だからこそ詳細な身体機能の情報共有をすることができ、身体機能がわかれば自ずと家屋調査において見るべきポイントが浮き彫りになります。

この家屋調査の結果を病院のリハビリスタッフ、相談員・担当ケアマネジャーと共有することで退院に向けての支援やリハビリのゴールが明確になります。

具体的なお話

例えば患者様やご家族から

外階段があるので心配です。

とお話があったとします。

病院スタッフの立場では

病院スタッフ

外階段が何㎝なのか、何段なのか、広さはどれくらいなのか、両脇に支えとなるような手すり等はあるのかな?

など、様々な情報が不足しており明確なリハビリのゴールがわかりません。明確なゴールが分からなければ訓練内容も曖昧なものとなってしまい、退院に向けた適切なリハビリを行うことができません。

そこで、弊社の家屋調査の代行サービスの出番です!

このサービスを利用されることでこの担当リハビリスタッフが欲しい情報をすべて得ることができ、適切なリハビリを行うことができます。

現場からのリアルな声

実際に利用して頂いた病院様からは、

病院:理学療法士

理学療法士同士なので見てきてほしい箇所を的確に見てきてくれます。

退院するうえで必要な情報を教えてくれますので、非常に助かります。

病院:相談員

家屋の状況がわかると退院に向けた支援がしやすく、支援する家族からも大変好評です。

ケアマネジャー

コロナ禍になってからはケアマネジャーのみで家屋調査へ行くことや家屋調査自体ができないケースがほとんどで困っていたけれど、詳細な身体機能を把握してくれているのでとても助かります!

時にはリハビリフォームさんだけでも行ってくれたりもして大助かり!(笑)

この家屋調査の代行サービスは従来の福祉用具屋さんでは理学療法士がいないために行うことができず、退院後の生活向けたサポートが不十分な状態で退院するケースが多々ありました。

今後は、理学療法士の福祉用具屋さんとしてこのようにコロナ禍で困っている病院様と提携し多くの患者様の退院後の生活支援を行っていきます。

11月中旬現在、このサービスを利用して頂いている病院様は石狩では2病院、札幌では4病院あります。もちろん料金は頂いておりませんので各医療機関の皆様はお気軽にご相談ください。

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